アドトラーザ皮下注300mgペン発売記念講演会

2025年2月22日、東京で開催されたアドトラーザ皮下注300㎎ペン発売記念講演会に参加してきました（3週連続…）。
今回の講演では、2025年に新たに登場した300mgペン製剤について、実臨床に基づく最新データや他の生物学的製剤との比較、ポジショニングについて詳しく学ぶことができました。
これまでアドトラーザ®はシリンジタイプのみの提供で、初回投与時には4本（合計600mg）を注射する必要があり、患者さんにとってやや負担となる場面もありました。
しかし今回のペンタイプ製剤では、初回が2本（300mg×2）で済むようになり、自己注射の利便性が大きく向上しました。
講演では、実際にアドトラーザ®の使用経験の多いエキスパートの先生からの報告や、デュピクセント®など他の生物学的製剤との使い分け、重症度や病態に応じた選択の考え方など、非常に実践的な内容が紹介されました。
とくに、IL-13に特異的に作用するアドトラーザ®の特性を活かした治療戦略が、臨床の現場でどのように組み立てられているかが印象的でした。
当院でも患者さん一人ひとりの状態に応じて、より負担が少なく効果的な治療を選択できるよう、今後もこうした最新の情報を積極的に取り入れてまいります。