2025年4月20日、東京で開催された「イブグリース全国講演会2025」に参加してきました。
この講演会では、アトピー性皮膚炎に対する新しい治療薬として注目されているイブグリース(一般名:レブリキズマブ)について、最新の研究や臨床経験に基づいた発表が行われました。
講演ではまず、アトピー性皮膚炎の病態に深く関与するIL-13というサイトカインの役割について詳しい説明がありました。イブグリースはこのIL-13を標的とすることで、症状の改善が期待できるという点が強調されていました。
また、イブグリースの製品プロファイルについても紹介され、これまでの治療薬と比べてどのような特徴や強みがあるのかが議論されました。さらに、従来の治療では十分な効果が得られなかった患者さんに対して、どのように治療選択肢を広げられるかという視点からも多くの意見が交わされました。
臨床試験のデータに加えて、実際の診療現場での使用経験(リアルワールドデータ)も紹介されており、現時点で見えてきたイブグリースの可能性や注意点について、非常に実践的な情報を得ることができました。
今後もこのような学術的な場を通じて得た知見を、日々の診療に役立て、患者さん一人ひとりにとって最適な治療を提供できるよう努めてまいります。
イブグリース全国講演会2025