2025年7月10日、仙台市で開催された「宮城県皮膚科医会 学術講演会」に参加してきました。
今回の特別講演は、藤田医科大学 皮膚科学講座 教授の杉浦一充先生によるご講演で、テーマは「痒みの悪循環を断つ~アトピー性皮膚炎と結節性痒疹における痒み制御の最前線~」でした。
講演では、かゆみのメカニズムに関する基礎的な解説から始まり、特に「IL-31」というかゆみに関与するサイトカインを標的とした治療薬について紹介されました。
現在注目されているIL-31製剤については、国内外の治験データや、杉浦先生の実際の使用経験、さらに最新の海外論文の知見などが幅広く取り上げられました。かゆみ治療の進歩を実感できる非常に有意義な講演であり、今後の診療に役立てていきたいと感じました。
当院でも、かゆみに悩む患者さんに対して、最新の知見をふまえた適切な治療を提供できるよう努めてまいります。
「なかなかかゆみが良くならない」「今の治療に不安がある」といった方も、どうぞお気軽にご相談ください。
宮城県皮膚科医会 学術講演会