最近伝染性紅斑の患者さんが増えています。
(写真は国立感染症研究所のHPより引用)
俗にリンゴ病とも言われていますが、両頬の境界がはっきりした赤い発疹が特徴的です。さらに腕に淡い網目状の発疹が出ることもあります。
当院ではここ半年ほど伝染性紅斑の患者さんは診た記憶がありませんが、年明けから6人ほど続いおり仙台市内での流行がありそうです。
原因はヒトパルボB19というウイルス感染で、頬に発疹が出たときはすでにピークを過ぎており感染力もありません。発疹がでる1週間くらい前に風邪症状がでることがあります。
ほとんどは子供に発症しますが、たまに大人でも感染することがあります。
通常は重症化することもなく特に治療もせず様子を見るのですが、妊婦さんが感染すると胎児に影響がでたり流産のリスクがありますので、妊婦さんは風邪が流行っているときは人ごみを避けるなどの注意が必要ですね。